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中高生に多いスポーツ障害「シンスプリント」について

スポーツ習慣がある方(特にランニングやジャンプ)に多く発生する障害であり、すねの下から1/3くらいの内側あたりが痛みます。

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)では、レントゲン画像に異常はありませんが超音波画像では腓厚した骨膜を確認することができます。

症状

初期の段階では運動後に“ジーン”とする鈍痛を感じるだけですが、次第にランニング中や跳躍動作などにも痛みを感じるようになります。

悪化すると安静時にも痛みを感じます。

すねの下の方の内側を押すと痛みが認められます(圧痛)。

原因

①足部のアライメント異常:扁平足や足部の内側への過剰な荷重が考えられます。その際、働く筋肉の多くはすねの内側の骨膜へと繋がっています。

     骨膜への引っ張られる力(牽引ストレス)が繰り返されると発生します。

②運動環境:固いグラウンドやアスファルト

     すり減ったかかとやクッション性に乏しいシューズの使用

③オーバートレーニング:繰り返しの衝撃が関節や筋肉に負担をかけ、炎症を起こします。

治療法

運動中や安静時にも痛みを感じる場合はスポーツを中止し患部の安静を図り治療に専念することをお勧めします。

やむを得ずスポーツを続行する場合は、テーピングやインソールでの運動。運動後のアイシングをしましょう。

富山ウェルネス接骨院では炎症を抑えるため・組織の修復を図るためにアイシングとプラスして超音波療法・電気療法

すねの内側への負担を軽減するためのテーピング

足部のアライメント異常を正すための手技療法・運動療法を行い早期でのスポーツ復帰を目指します。

悪化すると脛骨疲労骨折にも繋がりますし、再発しやすい疾患のうちの一つでもあります。

そうならないためにも早めの治療をお勧めします。